カードローンでお金を借りるうえで問題になるのが「審査」です。
申し込んだからと言って必ずお金を借りられるわけではなく、申し込んだ際に入力した年収や職業などの属性情報、信用情報などを基に審査が行われ、通過した人だけがお金を借りられる仕組みになっています。
後でご説明するとおり、一度審査に落ちるととても不利。どうしても審査に通過するために、事前に審査の内容や気をつけるべきポイントについて知っておくことがとても大切です。
そこで、今回は消費者金融の中でもアイフルに焦点を当て、審査や手続きの流れについてご説明したいと思います。気になる審査の難易度や審査基準、所要時間を短縮させるコツなど理解しましょう。
目次
アイフルの審査概要
まず、審査の概要について触れておきましょう。よく審査が「甘い」「厳しい」などとネットにありますが、審査の通過率は公表されているのでそちらをチェックします。
審査通過率は40~50%程度
審査の難易度を示す「審査通過率」は、月次データとしてアイフルのホームページに公表されています。
こちらのページ(https://www.ir-aiful.com/japanese/finance03.html)とチェックすると、10年以上のデータがPDFで格納されています。このうち「無担保新規成約率」が審査通過率に当たります。
これを見ると、審査通過率はおおむね40%台。
つまり、申し込んだうちの半数以上は審査に落ちていることが分かります。これはプロミスやアコムなど他の大手消費者金融とほぼ同等で、アイフルだけが特別甘かったり厳しかったりするわけではありません。
しばしば「消費者金融の審査は(銀行に比べて)敷居が低い」と言われますが、それでもなかなか審査のハードルは高いのです。見通しもつけずやみくもに申し込むのではなく、審査の内容を知り、見通しをつけてから手続きに入るようにしないと、あっさり落ちてしまう可能性があります。
審査時間は最短で30分!
アイフルの審査において、所要時間は最短で30分であるとされています。
実際には1~2時間かかることもありますが、平日午前中などすいている時間に申込を行い、入力項目を正しくきちんと埋めれば30分で通過の通知を受けることも不可能ではありません。
審査に落ちると不利!なんとかして通過しよう
審査に落ちると、「審査に落ちた」という情報がその人の信用情報として信用情報機関のデータベースに書き込まれます。
その後でカードローンや住宅ローンなどの借金、クレジットカードの申込などにトライしても、「最近審査に落ちたことがある」という情報が不利に働く可能性があります。
したがって、「とりあえずいくつかの消費者金融のカードローンに申し込んでみて、一つでも審査に通過すればいいや」という考え方には問題があります。申し込んだからには何としても審査に通過することが重要です。
アイフルの審査基準は?
アイフルでは、公式ホームページで審査基準を公表しているわけではありません。したがって細かい審査内容や合否の基準は分かりませんが、一般的な意味での審査基準はある程度見えます。
ここでは、アイフルに申し込んだ後に行われるであろう審査内容についてご説明します。
申込時の入力内容に虚偽がないか
まずは当たり前のことですが、申し込んだときに謝った情報やウソの情報がないか確認する必要があります。
つい見栄を張ってしまいたくなるところですが、アイフル側では信用情報機関や確認の電話などを通じて虚偽がないかチェックしています。
仮にウソをついていることが明らかになってしまうと、その時点で審査落ちは確実。リスクを考えると、正直に入力した方がよいでしょう。
安定収入があるか
カードローンでお金を借りられるのは、ある程度安定した収入を得ている人だけです。年金収入だけの人や、自分の収入を持たない専業主婦などは申込ができません。
ただし、パートやアルバイトであれば、満20歳以上69歳までの主婦や学生でも申込が可能となっています。
信用情報に金融事故情報が記録されていないか
過去に長期の支払いの延滞、債務整理、自己破産など金融関係のトラブルを起こしていると、その事実が一定期間信用情報機関のデータベースに書き込まれます。
審査の際はそのデータベースを参照し、トラブルを見つけると審査落ちとなる可能性となる可能性が高まります。
なお、データベースにこれらのトラブル情報が永久に残るわけではありません。
例えば、返済の延滞の情報は最長で5年間登録されます。
期間が過ぎれば情報が消えるとはいえ、ちょっとした延滞ですら5年間は金融行動に影響を与えます。できれば、これら「金融事故」を起こさないようにしたいものです。
他社からの借入合計金額が総量規制に引っかかっていないか
消費者金融業界には、貸付金額に制限をかけるための「総量規制」と呼ばれる規制が存在します。これは、年収の3分の1以上の貸付を行ってはいけないというものです。
したがって、アイフルを含めた消費者金融では他社を含めた現在の借入金額の合計をチェックし、それが年収の3分の1以上に達している場合は貸付を行いません。
他社からの借入件数が複数存在しないか
総量規制に合格していたとしても、借入件数が多すぎると返済能力に疑問を持たれてしまいます。要するに「借金漬けなのではないか?」と疑われて、お金を貸してもらえなくなると言うことです。
もし少額の借入が複数件存在する場合は、繰上げ返済で先にそちらの返済を完了させる、おまとめローンや借り換えローンなどを駆使して複数件を一本化するなど対処するとよいでしょう。
在籍確認が取れるか
在籍確認とは、主に勤務先へ電話をかけて申込者がその会社に在籍していることを確認する作業です。
在籍しているとウソをついていた場合はもちろん、在籍していたとしても確認が取れない場合は審査落ちする可能性があります。
電話によって確認が取れなさそうな場合は、申込後にアイフルのフリーコール(0120-337-137)へ電話をかけて何かしらの方法がないか相談するとよいでしょう。
アイフルの審査をスムーズに進めるためには?
アイフルの審査をスムーズに進め、最短の30分程度で完了させる可能性を高めるためのコツをお伝えします。
必要書類を事前に揃えよう
まず、申込の前にできることは先に済ませておきましょう。その代表例が、必要書類の準備です。
アイフルでは、申し込んだ後に審査が行われ、、審査に通過すると契約手続きに入ります。契約手続きの際に、本人確認書類や収入証明書の提出が求められます。
本人確認書類は運転免許証がベストです。持っていない場合は、パスポート、個人番号カードなど、氏名・住所・生年月日・顔写真の入っている公的証明書のうちどれか一つを用意しましょう。
また、収入証明書は源泉徴収票、確定申告書、直近2ヵ月+の給与証明書などのうちどれか一つを用意します。ホームページでは「収入証明書を用意しなくても申込は可能」とありますが、いざ提出を求められたときに慌てないためにも事前に用意しておくのが無難です。
申込前に「一秒診断」を受けよう
申込の前に、アイフルのホームページにある「一秒診断」を受けましょう。一秒診断はこちらのページ(http://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PE40H911)から受けることができます。
年齢、雇用形態、年収、他社借入金額の4つを入力するだけで、融資が可能かどうか自分で確認することができます。
もちろん簡易的な診断ですので、ここでよい診断が出たから必ず審査に通過するというわけではありません。しかし、申し込む前には必ずここで「融資可能」であることを確認するようにします。
ネット申込後フリーダイヤルに電話しよう
審査の順番はアイフル側で決められるため、場合によっては後回しにされて結果が出るまで時間のかかることもあります。
そこで、急いで審査してほしい場合は、ホームページから申込手続きを行い、申込完了後にフリーダイヤル(0120-337-137)へ電話をかけて急いで欲しい旨を伝達してください。
9:00~21:00であれば電話を受け付けていますので、この時間内で連絡すれば審査を優先してくれる可能性が高くなります。
ちなみに、審査結果は電話かメールで通知されます。メールの場合は通知を見落としてしまうこともありますから、メールボックスのチェックは忘れないようにしましょう。迷惑メール扱いになっていないかも確認するようにします。
まとめ
アイフルの審査の通過率は40%台で、半数以上が審査落ちしていることになります。審査の基準をある程度把握し、通過しそうなときだけ申込を行うようにしましょう。
そのためには、申込の前に「1秒診断」でセルフチェックをすることです。また、申込時は嘘や間違いがないよう慎重に入力してください。
債務整理や返済の延滞などの情報は数年間信用情報として残ってしまいますので、こうした経験がある場合はしばらくカードローンの借入を避けた方が無難です。
急いでお金を借りたい場合は、ネット申込後にフリーダイヤルへ電話をかけ、審査を急いでもらえるべくお願いしてみましょう。
大福汁粉
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