急にお金が必要になったけれど、借金するのは怖いし、親に知られたくもない…そんな方は多いのではないでしょうか。やはり「借金」というと不安が先に立ってしまいますよね。
しかし、正しく使ってきちんと返済すれば、お金を一時的に融通できるカードローンほど便利なものもありません。また、カードローンを使う過程で世の中の仕組みやお金の仕組みを学ぶこともできます。
そこで今回の記事では、親やバイト先、知り合いなどになるべく知られずにカードローンでお金を借りる方法についてご説明します。ぜひカードローンの正しい使い方を学び、お金について詳しくなりましょう。
学生でもカードローンで借りられるのか?
カードローンからお金を借りるためには、「信用」のあることがカギとなります。
「信用」とは、例えばきちんと働いていて収入があったり、他に借金がなかったり、クレジットカードや借金の返済を滞納したことがなかったりと、お金に関して誠実に生きてきた経歴です。
こうした信用情報は信用情報機関に登録されており、カードローン会社が審査を行う際に参照できるようになっています。学生が「社会人」とウソをつくようなことはできません。
しかし、社会人として働いていない学生でも、お金を借りられるカードローンがあります。どのような条件であれば学生でもカードローンを利用してお金を借りられるのか、そして学生にできないことは何なのかをまず見てみましょう。
CMを流しているような大手なら概ね借りられる
テレビや街中で、よくカードローンのCM・広告を見かけます。こういった大手の会社であれば、概ね学生に対しても融資を行っています。
例えば、アコムでは主婦、学生、パート、アルバイト、派遣社員でも契約が可能であることがこちらのページ(https://www.acom.co.jp/faq/3/)で明記されています。
20歳以上で、安定収入を持つ必要あり
多くのカードローン会社では、安定した収入を持つ20歳以上であることがお金を借りる条件です。先ほどのアコムでも、「20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方」と書かれています。
ただ、この場合の「安定した収入」とは、必ずしも正社員程度の高収入を求めているわけではありません。学生のアルバイトでも十分「安定した収入」と見なされ、審査に通ることもあります。
親の同意不要のカードローンもあります
保護者の同意は必要としないカードローンもあります。ただ、返済を滞納した場合の連絡用として、親の連絡先登録が必要となります。
したがって、真面目に返済している限り親に知られる可能性はありません。返済を忘れたり後回しにしたりしないようにしましょう。
保証人不要
カードローンでお金を借りる場合は、保証人を立てる必要はありません。小口融資(金額がそれほど大きくない借金)ですし、本人の「信用力」を会社がチェックするので、保証人が必要ないのです。
奨学金とは異なり、契約書に親の署名や捺印をもらうことはないので安心してください。
使用用途は自由
カードローンで借りたお金の使い先は自由です。必ずしも勉強用にする必要はありませんし、コンパや旅行代など遊びに使ったとしても問題ありません。
親に知られずに借りるための申込方法
それでは、カードローンを親に知られないように申し込むコツをご説明します。
特に実家住まいの人は、申込方法に注意しましょう。場合によっては、カードローン会社からの郵便物が自宅に届いてしまうことがあります。
パソコン・スマホから申し込む
消費者金融や銀行の店舗に行って申し込むこともできるのですが、これでは人に見られる可能性もありますし、申し込める時間帯も限られます。
人に見られたくない場合は、パソコン・スマホから申し込むことをおすすめします。最近ではカードローンの専用アプリもリリースされていますが、ホームページ経由の申込でも全く問題ありません。
審査はネットで完結させる
なるべく申込から審査までの流れはネットで済ませておきましょう。
申込が終わった後の審査には本人確認書類が必須です。また、融資の金額が大きくなると収入証明書(源泉徴収票や給与明細)が必要なケースがあります。
ネットで申し込むことのメリットは、書類の提出方法が手軽な点にあります。スマホでこれらの必要書類を撮影し、特定のページにアップロードすればOKです。
免許証やパスポートのような本人確認書類、あるいはバイト先でもらった源泉徴収票・給与明細は保管しておきましょう。
郵便物対策は必須
契約が完了した後、契約書やカードを自宅に郵送してもらうことができます。その際、郵便物に会社の名前を書かないようにしてもらえるかどうか、あらかじめチェックしておいてください。
あるいは、契約後に自分で店舗の自動契約機にカードを取りに行く方法、銀行口座に振り込んでもらう方法もあります。この場合はカードの郵送すらなくなりますよ。
郵便物をなくしたい場合は、振込による融資を選ぶのがよいでしょう。
学生の借りられるカードローン
学生の借りられるカードローンには、大きく分けて「銀行カードローン」と「消費者金融カードローン」の二種類があります。
ざっくりと「銀行カードローンは審査が厳しめだが金利が低い」「消費者金融カードローンは金利が高いが審査が緩く使い勝手がよい」と理解しておけば十分でしょう。
銀行カードローン
銀行カードローンとは、銀行が運営しているカードローンのことです。いわゆるメガバンクからネット銀行、地方銀行に至るまで、だいたいどの銀行でもカードローンを行っています。
例えば、三菱UFJ銀行では「バンクイック」という名称のカードローンを行っています。
銀行カードローンの特徴は、金利が低い一方でちょっとだけ審査が厳しめであるという点です。逆に言えば、審査が少し厳しい分「この人はお金をちゃんと返してくれそうだ」と信頼してくれ、金利を低くしてくれるということでもあります。
消費者金融カードローン
消費者金融カードローンとは、個人(消費者)向けにお金の融資(金融)を専門に行っている会社によるカードローンのことです。アコムやプロミス、アイフルなどが有名です。
消費者金融カードローンは、金利が高めである一方で即日融資(申し込んだ当日にお金を手にできる)や無利息期間(金利がつかない期間がある)など、サービスが充実しているのが特徴です。
いつでもどこでも気軽に借りられる一方で、借りすぎないように注意しなければなりません。
学生がカードローン審査に通過するには?
カードローンでお金を借りるとき、最大のハードルが「審査」です。
審査とは、申込者にお金を貸しても大丈夫かどうか、会社側でよくチェックする作業のことです。どうすれば審査に通過しやすくなるのか、コツを挙げてみました。
アルバイトで定収があること
先ほどもご説明しましたが、「20歳以上で安定収入のあること」が融資の条件になっているカードローンが多くなっています。
学生の場合は就職していませんから、アルバイトとして定期的に収入を得ていることが必要です。アルバイトをしていないと、借りるのは難しいでしょう。
なお、アルバイトとしての勤続年数が長いと審査に有利です。長く働いている人の方が、安定して収入を得ていると評価されるためです。
ウソの収入額を申告しないこと
ときどき、ウソの収入額を書いて申し込む人がいます。これは絶対に止めてください。
ウソが発覚した場合、当然審査にも落ちてしまいます。それだけではなく、「虚偽申告をした」という悪評が信用情報として記録される可能性があります。
信用情報は複数の会社・業界で共有されていますから、将来にわたってお金を借りにくくなる危険もあります。
身勝手なウソが人生の選択肢を狭めることにつながりかねませんから、申し込むときに記入する情報は正確に記入し、正直に申告するよう心がけてください。
在籍確認をきちんと受けること
在籍確認とは、職場に担当者の個人名で電話をかけて、申込者が本当にその職場に所属しているか確認するものです。
在籍確認の際にカードローンの会社名は名乗らないので、アルバイト先の人に知られる危険性はきわめて低いので安心してください。
なお、電話による在籍確認を拒否し、代わりに勤め先の保険証や社員証、給与明細書や源泉徴収票などを提示で在籍確認を行わない事も稀にあります。
他社で同時に借入をしていないこと
複数の会社で借入を行っていると、「お金に困っている」と見なされて審査に通過しづらくなります。
審査をするときは、どのカードローンでも信用情報機関にある個人情報を照会します。他社で借入を行った事実や審査を行った事実も個人情報として登録されていますから、隠すことはできません。
なるべく同時に複数の会社からお金を借りるのは避けましょう。また、頻繁にカードローンからお金を借りるのもやめたほうが無難です。
限度額は必要最低限にすること
学生は収入が低いので、カードローンの上限金額は10万~30万と低く設定されています。さらに希望する借入限度額を低めにして申し込むことで、審査に通過する可能性は若干高まります。
逆に、高額な限度額希望を出すと断られてしまう可能性が高まります。ウソの収入を答えることもできませんから、素直に低めの希望を出すようにしましょう。
クレジットカードは正しく使うこと
クレジットカードを持っている場合、支払いの滞納をしないように正しく使うことで、カードローンの借りやすさにもよい影響を与えます。
クレジットカードの使用履歴を「クレジットヒストリー(クレヒス)」と呼びます。クレヒスは、信用情報機関に情報として登録されており、カードローンの審査においても参考にされている可能性があります。
仮に支払いの滞納を何度も経験していると、信頼できないと見なされて審査に落とされてしまうでしょう。
やはり、クレジットカードの支払いにおいても「真面目さ」が重要です。
支払いの滞納をしないこと
クレジットカードと同様、カードローンにおいても返済の滞納は厳禁です。
信用情報として残り、カードローンはもちろんクレジットカードの利用、住宅ローンや自動車ローンなど他のローンの利用など、お金に関する行動に幅広く悪影響を与えてしまいます。
審査に落ちたらしばらく待つこと
仮に審査に落ちてしまったら、すぐに再申込をせずに数ヶ月~半年ほど待つようにしましょう。
審査に落ちた理由は教えてもらえないのですが、そこには必ず何かしらの理由はあります。クレジットカードの支払いが滞納している、複数社のカードローンに申し込んでいる、収入が低い、アルバイトを始めたばかり…どれも、一朝一夕に解決できる問題ではありません。
しかも、「審査に落ちた」という事実自体も信用情報として登録されます。したがって、すぐに再申込を行っても意味がありません。
最低でも数ヶ月は待って、真面目にクレジットカードの支払いやアルバイトをこなして「信用力」を高めてから再チャレンジするようにしてください。
実家暮らしは有利
実家暮らしの方が、ひとり暮らしより有利とされています。審査の通過しやすさや、ローンの限度額に影響してくる可能性があります。
出費が少なくなるので、比較的返済能力があると考えられています。アルバイトで得た収入を生活費に充てる必要がないので、債務の返済をしやすいためです。
ヤミ金には注意!
最後に闇金融、いわゆる「ヤミ金」について説明しておきましょう。ヤミ金とは、行政に正式な業者として登録をしておらず、法律に反する高い利率でお金を貸し付けている悪徳業者のことを指します。
「自分はそんな業者に近づかないから大丈夫」と思っていても、ヤミ金による被害は後を絶たないのが現実です。
ヤミ金の手口の一端をご紹介しますので、街角に小さなチラシの貼ってあるような業者の危険性を頭に入れておいてください。
小口融資で学生を取り込む
ヤミ金の手口の代表例が、小口融資で返済させやすいように見せかけることです。
例えば、ひとりの人に「トゴ(10日で利子5割)」で100万円を貸しても、なかなか返済させることは簡単ではありません。
しかし、これが50人に対して2万円ずつトゴで貸し出せば、10日後に3万円返済させることは比較的容易です。そのため、ヤミ金では小口融資によって利益を上げようとしています。
また、小口融資でヤミ金の世界に引きずり込み、「実績を作るため」という名目で繰り返し貸付を行い、ターゲットを借金漬けにする「実績融資」もあります。
返済が一見簡単そうでも、その裏にはからくりがあります。お金を借りるときは、名前のある会社を選ぶのが無難です。
「アルバイト詐欺」もやっている
アルバイト詐欺とは、大手消費者金融からの借入を「アルバイト(消費者金融の調査など…)」の名目でターゲットに依頼する詐欺手法です。
ターゲットに対しては、「申込はあなたが行うが、振込はうちの会社の口座にやってもらう。返済もうちの会社が行う。あなたには、そこから一部を報酬として渡す」などと言って詐欺の片棒を担がせます。
そして、返済のときには連絡が取れないように姿を消してしまうのです。
消費者金融からはターゲットに返済の催促が行われます。ターゲットは消費者金融からお金を振り込まれていないにもかかわらず、返済の責任だけを負わされることになってしまいます。
ヤミ金がこうしたアルバイト詐欺に関係していることが多く、返済のために高利の貸付を押しつけることでさらなる借金地獄に引きずり込もうとする事例もあります。カードローンにおける「名義貸し」には、決して協力してはいけません。
まとめ
ヤミ金の手口にも少しだけ触れましたが、カードローン自体に問題があるわけではありません。
正しく使えば、カードローンはとても便利な仕組みです。カードローンを使えば、急にお金が必要になったときでも慌てる必要がなくなります。
「きちんとアルバイトでお金を得る」「ローンは決まった期日までにきっちり返済する」この二点を踏まえておけば、カードローンを使いこなすことができるようになります。
ぜひ、怖がらずに一度カードローンを使用してみてくださいね。
大福汁粉
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