消費者金融の大手としてカードローンなどの個人向け融資を中心に手がけるアコムですが、実はクレジットカードとしてACマスターカードの発行を手がけています。
クレジットカードにカードローンやキャッシング機能が追加されたカードで、最短で即日作成、利用明細書が郵送されないため家族に利用を知られずに済むなど、使い勝手のよい商品となっています。
そこで、今回の記事ではACマスターカードの概要からメリット・デメリット、審査についてすべてご説明します。これを読めば、ACマスターカードを利用するために知るべきことを全て理解できますよ。
目次
アコムのACマスターカードとは?
まず、ACマスターカードの基本的な情報を押さえておきましょう。申込資格や年会費、支払日、その他特徴をご説明します。
概要情報
カード名 | ACマスターカード | ||||
申込資格 | 20~69歳で安定した収入を持つこと | ||||
発行期間 | 最短即時発行 | ||||
入会金 | 無料 | 支払い方法 | 一回払い | - | |
年会費(本人) | 初年度 | 無料 | 2回払い | - | |
2年目以降 | 無料 | ボーナス払い | - | ||
年会費(家族カード) | 初年度 | 無料 | 分割払い | - | |
2年目以降 | 無料 | リボ払い | 〇 | ||
解約金 | 無料 | その他 | - | ||
締め日 | 20日 | 支払日 | 35日以内 | ||
旅行損害保険 | 海外 | - | ショッピング保険 | - | |
国内 | - | 紛失・盗難補償 | 〇 | ||
ETCカード | 年会費 | - | |||
備考 | - | ||||
電子マネー | - | ||||
空港ラウンジ | - | プライオリティパス | - |
ACマスターカードの特徴
最大の特徴は、上記「支払い方法」からも分かるとおり、リボ払い専用のカードとなっている点です。リボ払いなので、毎月残高の一部を少しずつ支払っていくことになります。
ACマスターカードの場合は、残高の3%を毎月支払っていきます。ただし、毎回残高の10.0~14.6%(実質年率)が手数料として加算されます。。
ACマスターカードのメリットとデメリット
ACマスターカードの客観的な情報を示したところで、仕様上のメリットとデメリットについてご説明します。
即日の発行も可能
ACマスターカードの最大のメリットは、発行までの期間が短いという点でしょう。アコムの自動契約機「むじんくん」で手続きすれば、最短で申込当日にACマスターカードを入手することができます。
一般的なクレジットカードは、手元に届くまで数日から数週間かかりますから、ACマスターカードは破格の短さであると言えるでしょう。むじんくんの営業時間は8時から22時までで、土日や祝日も稼働しています。「希望すればすぐに手に入る」というのがACマスターカードの強みとなっています。
ショッピング利用金額の0.25%が自動キャッシュバック
買い物の支払いにACマスターカードを利用すると、購入金額の0.25%が後で自動的にキャッシュバックされる仕組みを持っています。
他のクレジットカードのようなポイントシステムの代わりとなる仕組みであると解釈できますが、自動的にキャッシュバックされる分、自分で使い道を考えなければいけないポイントシステムより手軽です。
支払先が選べる
口座引き落としはもちろんのこと、他の方法も含めると支払い方法が多様なのもメリットです。パソコンやスマホからの銀行振込も可能ですし、コンビニ(セブン銀行)やアコムなどの提携ATMなどからも入金することができます。
手数料が高い(支払方法選べない)
支払い方法がリボ払いのみで、手数料の低い1回払いや2回払いができないのは大きなデメリットです。
結果として手数料は実質年率10.0%から14.6%となっており、かなり高くなります。
例えば、利用金額が30万円で支払いが毎回9000円、実質年率が14.6%だとするとどうなるでしょうか。支払回数は43ヵ月で返済総額は387088円に達します。利用金額の30%ほどが手数料として採られてしまう計算となるのです。
毎月の支払金額を抑えられるのがリボ払いのメリットではあるのですが、長い目で見るとかなり損をしてしまいます。
特典がない
ポイントシステムがないことは前述の通りなのですが、それ以外にも一般的なクレジットカードに存在する特典が存在しません。
例えば、国内・海外旅行での傷害などの保険、購入した商品の破損などの補償がないため、いざというときの備えがありません。
カードローン機能も備えつつ、シンプルに買い物に利用できるACマスターカードなのですが、お得になる仕組みがついていないので日常使いしづらいのがデメリットとなります。
ACマスターカードの申込方法
ACマスターカードを作成するための申込方法をご説明します。
ちなみに申込方法は一般のカードローンと同様で、申込時の審査によってカードローン専用カード(ローンカード)かクレジットカード機能付きカード(ACマスターカード)かが決まるようになっています。
本人確認書類は用意しておこう
申し込んだ後に審査があり、審査を通過すると契約手続きを行います。契約手続きの際に必要なのが本人確認書類ですので、スムーズに手続きできるよう事前に書類を揃えておきましょう。
さらに、インターネット経由で契約手続きを行う場合には書類の画像をアップロードすることで提出します。したがって、スマホで書類を撮影しておくとよいでしょう。
なお、本人確認書類は運転免許証でOKです。運転免許証がない場合は、パスポートでもかまいません。
申込方法は多様
申込方法はインターネット経由(パソコン・スマホ・タブレット)、電話、店頭窓口など多様に存在します。
中でもおすすめなのが、24時間365日操作可能なインターネット経由の申込です。時間的制約もなければ人と話す必要もありませんので、手軽に申し込めます。
ACマスターカードの審査基準は何?
ACマスターカードの契約過程では、必ず返済能力を審査してカードを発行するかどうか判断することになります。
こちらの審査基準をご紹介しましょう。なお、アコムのカードローンの審査についてはこちらの記事(アコムの審査丸わかり!審査通過率と流れ)を参照してください。
信用情報に傷がないか
カードローンの審査と同様に、過去金融事故を引き起こしていないか信用情報をチェックします。信用情報機関に申込者の情報を問い合わせ、自己破産や債務整理、クレジットカードの支払の長期延滞、カードローンなど借金の返済延滞などのトラブルの有無を調べます。
申込の際にウソをついても、バレてしまう可能性が高いので気をつけましょう。
他社借入件数・金額が多すぎないか
他社の借入件数や金額が多くても審査落ちする可能性が高まります。借金に頼らないと生計が成り立たない可能性があると見なされ、返済能力に疑問符がつけられるかもしれません。
なお、実際に借りていなくても、申込が複数でも悪影響を及ぼしかねません。複数の消費者金融を利用・申し込むのは避けた方が無難でしょう。
ショッピング利用額が多すぎないか
借入金額だけではなく、ショッピング利用額が多すぎても返済能力に疑問を持たれてしまうことになります。
これは審査に通るためというよりも生活のためというべきかもしれませんが、収入に見合わない多額のショッピングはするべきではありません。
在籍確認も行われる
申込時に入力した勤務先へ本当に勤務しているかどうかを調べるために、勤務先へアコムの担当者が電話をかける「在籍確認」が行われます。
プライバシー配慮のため、在籍確認の電話において「アコム」を名乗ることはありません。担当者が自分の個人名で電話をかけるので、職場の人にアコムを利用している事実を知られてしまうリスクは低いと言えます。
申込前に事前診断が可能
アコムでは、申込前にカードローンを利用できるかどうかチェックできる「3秒診断」があります。
こちらのページ(https://www.acom.co.jp/first/3sec/)で年齢・年収・他社の借入状況を入力するだけで、事前診断を行うことができます。
申込前に行い、「借入可能」の時のみ申し込むようにしてください。
まとめ
ACマスターカードは、アコムでカードローンを申し込むことで、審査状況によって作成できる可能性のあるクレジットカード+カードローン機能を兼ね備えたカードです。
年会費は無料で即日作成可能である一方で、手数料が高く支払方法がリボ払いだけに限定されているなど、利用に制約があります。
他のクレジットカードと比べるとポイントや保険機能がついていないので、日常的に使用しても安心感やお得感が持ちづらいと言えます。あくまでカードローンを利用できるついでに、クレジットカードとしても利用できると考えるとよいでしょう。
大福汁粉
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