カードローンでお金を借りるまでの最大のハードルが「審査」です。
審査に落ちてしまえばお金は借りられず、「審査落ち」のレッテルが信用情報に書き込まれ、その後の金融行動にも影響を及ぼします。また、審査に通過しても限度額を大幅に引き下げられ、助けになるほどお金を借りられなくなってしまうケースも多々あります。
したがって、借入申込を行う前にできる範囲で審査について知り、審査対策を打っておくことが求められます。
そこで今回の記事では、大手消費者金融の一つプロミスの審査について取り上げます。ぜひ、プロミスを利用する前に記事を読んで、審査内容について頭に入れておきましょう。
目次
プロミスだと審査が最短30分
プロミスでは、審査所要時間が最短で30分とされています。
ただし、30分で審査を終わらせるためには「申込時の入力内容に誤りがない」「過去に返済の延滞など金融事故を起こしていない」などの工夫、必要書類を事前に揃えておくなどの準備が求められます。
審査時間を短縮するための工夫については、後ほどご説明します。
プロミスの審査基準
まず気になるのが、プロミスの審査は厳しいのかどうかということ。実は、申込件数に対する審査通過率=「成約率」は毎月公表されています(http://www.smbc-cf.com/management/ir_lib08.html)。これによると、プロミスの成約率は毎月40%台。
アイフルやアコムも同じくらいの成約率ですので、プロミスの審査が特筆して厳しい・甘いということはありません。
ネットの噂に踊らされず、あくまで自分が審査基準を満たしているかどうかを確認することが重要ですよ。
年齢と借入総額は大丈夫?
まず、審査の前に自分が申込条件を満たしているかチェックしましょう。
20歳以上69歳以下(学生も可)で、借入希望額が総量規制に引っかかっていないことが条件です。
総量規制とは、消費者金融を含めた貸金業界に課せられた規制で、年収の3分の1以上の貸付をしてはならないというものです。例えば年収が300万円だとしたら、100万円以上の借入を行うことはできません。
また、プロミスでは希望額が50万円だとしても、他社との借入との合計で100万円を超えていたらアウトです。
属性(返済能力)
審査において申込者の返済能力を確かめるために、申込者の属性情報をスコア化しています。
プロミスでは、主に...
- 年齢
- 家族構成
- 居住形態
- 居住年数
- 雇用形態
- 勤務先
- 勤続年数
- 年収
- 職業
などをチェックしています。
例えば、年齢で言うと20代から50代前半ぐらいの働き盛りの方が有利と考えられます。
年収が高い正社員で、同じ会社に長く勤めており、持ち家に長く住んでいるなどの条件があると、返済能力があると見なされやすくなります。
また、属性情報との兼ね合いにはなりますが、希望限度額を高くしすぎると審査に不利になったり、限度額を大きく引き下げられてしまったりすることがあります。
信用情報
キャッシング履歴・返済遅延・債務整理・複数申込・嘘は審査落ちの原因になるので絶対にやめましょう。
次に、プロミスの審査を行う際に信用機関に記録されている信用情報を照合します。
信用機関では、プロミスだけではなくカードローン、クレジットカード、住宅ローンなどすべての金融行動の情報が登録されています。
例えば過去のキャッシング履歴、返済延滞・債務整理の有無、借入件数や金額などをチェックしています。ローンの返済を長期延滞したり、債務整理の経験があったり、多くの借入経験があったりすると不利です。
在籍確認
属性のチェックと信用情報の称号が確認すると、勤務先情報に誤りがないかどうかチェックするための「在籍確認」が行われます。
在籍確認は、通常勤務先に直接電話をかけることで行われます。電話の際は、担当者の個人名のみを名乗り、プロミスの名前は出しません。会社の人に、プロミスからお金を借りようとしている事実を知られてしまう可能性は低いと言えるでしょう。
また、土日に申込を行う場合や、どうしても会社に電話をしてほしくない場合は、担当者に相談する事も可能です。申込後に担当者から確認の電話が来ますので、その際に相談してみましょう。
プロミスの審査時間を短縮するための工夫
属性チェック、信用情報の照合、在籍確認で審査が完了することを頭に入れたうえで、審査時間をどうすれば短縮できるか考えましょう。
審査をスムーズに進めることができれば、契約・融資までの時間も短縮することができます。
ホームページの「お借入診断」利用
申込を行う前に、プロミスが用意している「お借入シミュレーション(http://cyber.promise.co.jp/Pcmain/BPB00Control)」を利用しましょう。
生年月日、年収、他社の借入金額合計を入力するだけで、プロミスで借入可能かどうかをチェックすることができます。もちろん、ここで「借入可能」と出たからといってどんな希望額でも思いのままというわけにはいきません。
ただ、これで「借入不可能」と出た場合は申し込んでも審査落ちする可能性があるので、申込を行わない方がよいでしょう。審査に落ちると、その情報も信用情報に登録され今後不利に働くことになります。
おすすめの申込方法はインターネット
お借入シミュレーションで借入可能と出たら、いよいよ申込を行います。
申込方法はインターネット(パソコン・スマホ・タブレット)、電話、自動契約機、郵送の4種類があります。どの方法でもよいのですが、24時間申込を受け付けているという点でインターネット経由の申込がおすすめです。
またインターネット経由の申込にすると、次にご説明する書類提出が若干楽になります。
申込の際に必要な書類は?
必ず必要な書類
- 本人確認書類
50万円以上を希望の場合に必要な書類
- 収入証明書
- 健康保険証+住民票
契約のために、いくつか書類を提出する必要があります。
まず、本人確認書類は必須です。運転免許証、パスポートなどが本人確認書類に当たります。
また、借入希望額が50万円を超えるか、他社と合わせて100万円を超える場合は収入証明書を提出します。収入証明書としては、源泉徴収票、確定申告書、給与明細書(直近2ヵ月+1年分の賞与証明書)を用意すればOKです。
電話での在籍確認に対してご要望がある場合、申込完了後すぐにご相談できます。
融資方法その1:ローンカードを利用
お金を借りる(融資)方法には、ローンカードでお金を引き出すか口座へ振込を依頼する方法があります。
ローンカードを利用する場合は、審査後の契約手続きの際に自動契約機を訪れて、そこでローンカードを発行してもらいます。
自動契約機は平日も土日・祝日も9時から22時まで営業しているものが多いです(※一部21時もあります。)。平日の仕事帰りや休日でも契約手続きが可能で、時間の融通が利くのでおすすめです。
融資方法その2:振込キャッシング
銀行口座に振込を依頼する方法もあります。自動契約機に行くことすら不要で、家に居ながらにしてお金を入手することができるメリットのある一方で、時間の制約が自動契約機より厳しいです。
当然ながら銀行の営業時間に制約を受けますので、平日の14時までに振込依頼をしないとその日に振り込んでもらえません(それ以降は翌営業日)。ただし三井住友銀行かジャパンネット銀行の口座を持っていれば、24時間365日振り込んでもらうことが可能です。
夜や休日でも、即日振込融資してもらえます。
まとめ
プロミスの審査は、他の大手消費者金融と比べてそれほど甘いとも厳しいとも言えません。ただし、申込者の半数以上は審査に落ちていることが公表されているので、しっかり対策しないと落ちてしまうこともあります。
審査は、属性情報のチェック・信用情報の照合・在籍確認の3種類から成り立っています。申込時にウソをつかないこと、過去に返済の延滞や債務整理などの金融事故を起こしていないことがポイントとなります。
また、限度額を高くしすぎないことも重要です。
インターネットから申込を行う前に、プロミスの借入シミュレーションと必要書類の準備をしておくと審査~契約手続きをスムーズに進めやすくなりますよ。審査を最短30分で済ませるためには、事前準備が重要であることをご理解いただければと思います。
大福汁粉
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